謹賀新年
昨年も姐奴ブログをご愛顧頂き、ありがとうございました。
本年も変わらずどうぞよろしゅうお願いいたします。
姐奴が京都の美しい四季と、お土産、お祭り、食べ処などを紹介します。
雨天順延で23日になった時代祭りに行ってきました。
本来は22日、10年ぶりの順延だそうです。
時代祭りは、1895年(明治28)に始まった
明治維新から平安時代初期へとさかのぼる一大時代絵巻。
それぞれの時代の風俗を再現した、全長約2キロの都大路を練り歩くお祭りです。
これまでより歩いている人にプロが多くなったのか、
とても練習されたのか、ずいぶん歩く姿がサマになっていました。
パフォーマンスも増えましたが、まだまだ手持ち無沙汰な時間も。
この一大時代絵巻は、全て「有職故実」に則って行われるため、
衣装や調度品、祭具全て、正確にその時代を象徴しています。
加えて、素材、織り、染め、技術も京都の工匠や染色の識者が、
考証研究を重ねて蘇らせています。
まさに、動く歴史資料博物館です。
かかっている費用も相当なものだそうです。
*「有職故実」宮中に関係する伝統行事や儀式に関する知識のことを言います。
昨日は「五山の送り火」でした。
お盆に迎えた先祖の霊を、火と共にあの世に送り出す
”精霊送り”の意味を持つ盆行事の一つです。
今年は岩手県の薪の件で色々ありましたが、
午後8時には、五山の関係者が一斉に黙とうしてから点火が行われ
被災者のメッセージが書き写された護摩木約900本も燃やされました。
観光情緒的には嵐山がベストですが(灯籠流しもあるし)人で溢れています。
罧原堤(嵐山から松尾まで続く堤)からなら角度もよく、綺麗な「鳥居」をゆっくり見送れます。
毎年のことですが、五山の送り火が終わると
夏の終わりが近いことに、せつない気持ちになります。
8月6日土曜日から京のあちこちで「京の七夕」が始まりました。
昨年からの行事なのですが、今年は日曜日とあって、大変な賑わいでした。
夕涼みをかねて堀川会場を歩いてきました。
竹のアーチでこしらえた光の天の川や、
光の友禅流しがそれは艶やかでまるで別世界に入り込んだよう。
子どもたちが書いた環境や平和をテーマにした願いの短冊。
全体的に、内容が昨年よりかなりがパワーアップしていました。
普段は店舗の堀川商店街も夜店仕様です。
今年は”復興への架け橋”と称して、
同じ時期に開催される仙台七夕飾りが設置されていました。
今出川まで、楽しく歩けば、最後に蛍の森が現れるのもお楽しみです。
夏の夜、気の合う方とそぞろ歩けば、それはそれは浪漫チック♪
京の七夕
開催期間:8月6日(土)~15日(月)
点灯時間:19時〜21時半
先週末、下鴨神社の「みたらし祭」に行ってきました。
土用の丑の日に御手洗池に足をつけ、無病息災を祈るお祭りです。
京都の夏の風物詩で、別名「足つけ神事」と呼ばれています。
曲橋の手前から御手洗池に入り、水のなかを歩いて
御手洗神社前まで行き社殿に献灯をします。
暑い夏に水の中から参拝、とても理にかなった涼しくて気持ちいい神事です。
そのせいか毎年たくさんの人出です。今年の水はとても冷たかった。
因に、この池にプクプクと浮かび上がってくる「気泡」を模して
作ったのが「みたらし団子」の始まりと言われています。
献灯の後は、足形祈祷木に名前と数え年齢を書いて、
「無病息災」などを祈願します。
そして、お札は御手洗社の社前の水槽に入れておきます。
足形が水に浸かりっぱなしというのが、
冷え性の私にはちょっと気になりました(笑)
「下鴨神社」
京都市左京区下鴨泉川町59
TEL:075-781ー0010