7月に入ると京都はずいぶん慌ただしくなってきます。
言わずもがな「祇園祭り」だからです。
祇園祭は7月1日の吉符入から31日の夏越祭まで
1ヵ月にわたって行われます。
10日から鉾建てが始まりました。
釘を1本も使わず組み立てていく、その手さばき見事です。
13日にはすっかり完成していました。
四条通り「くじとらず」の長刀鉾です。
毎年山鉾巡行の先頭を受け持つ鉾です。
厄よけの「粽(1000円)」を買うと鉾に乗せてくれます。
が、残念ながら女人禁制です。
伝統なんだそうです。。。
2012年7月13日 15:52 |
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雨天順延で23日になった時代祭りに行ってきました。
本来は22日、10年ぶりの順延だそうです。
時代祭りは、1895年(明治28)に始まった
明治維新から平安時代初期へとさかのぼる一大時代絵巻。
それぞれの時代の風俗を再現した、全長約2キロの都大路を練り歩くお祭りです。
これまでより歩いている人にプロが多くなったのか、
とても練習されたのか、ずいぶん歩く姿がサマになっていました。
パフォーマンスも増えましたが、まだまだ手持ち無沙汰な時間も。
この一大時代絵巻は、全て「有職故実」に則って行われるため、
衣装や調度品、祭具全て、正確にその時代を象徴しています。
加えて、素材、織り、染め、技術も京都の工匠や染色の識者が、
考証研究を重ねて蘇らせています。
まさに、動く歴史資料博物館です。
かかっている費用も相当なものだそうです。
*「有職故実」宮中に関係する伝統行事や儀式に関する知識のことを言います。
2011年10月24日 16:55 |
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昨日は「五山の送り火」でした。
お盆に迎えた先祖の霊を、火と共にあの世に送り出す
”精霊送り”の意味を持つ盆行事の一つです。
今年は岩手県の薪の件で色々ありましたが、
午後8時には、五山の関係者が一斉に黙とうしてから点火が行われ
被災者のメッセージが書き写された護摩木約900本も燃やされました。
観光情緒的には嵐山がベストですが(灯籠流しもあるし)人で溢れています。
罧原堤(嵐山から松尾まで続く堤)からなら角度もよく、綺麗な「鳥居」をゆっくり見送れます。
毎年のことですが、五山の送り火が終わると
夏の終わりが近いことに、せつない気持ちになります。
2011年8月17日 16:48 |
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8月6日土曜日から京のあちこちで「京の七夕」が始まりました。
昨年からの行事なのですが、今年は日曜日とあって、大変な賑わいでした。
夕涼みをかねて堀川会場を歩いてきました。
竹のアーチでこしらえた光の天の川や、
光の友禅流しがそれは艶やかでまるで別世界に入り込んだよう。
子どもたちが書いた環境や平和をテーマにした願いの短冊。
全体的に、内容が昨年よりかなりがパワーアップしていました。
普段は店舗の堀川商店街も夜店仕様です。
今年は”復興への架け橋”と称して、
同じ時期に開催される仙台七夕飾りが設置されていました。
今出川まで、楽しく歩けば、最後に蛍の森が現れるのもお楽しみです。
夏の夜、気の合う方とそぞろ歩けば、それはそれは浪漫チック♪
京の七夕
開催期間:8月6日(土)~15日(月)
点灯時間:19時〜21時半
2011年8月8日 19:00 |
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コンチキチン”のお囃子の音が聞こえだしたのも
四条界隈のあちこちに提灯が灯りだしたのも
よく気づかないくらい、今年の7月は慌ただしかった。
ってまだ半分残っていますが。
昨日「宵山」をちらっと見てきました。
今年は土曜日だったせいか猛烈に混雑してました。
「長刀鉾」
稚児が頭につけるくじゃくの羽根飾り「蝶(ちょう)とんぼ」は約200年ぶりの新調です。
「黒主山(くろぬしやま)」
46年ぶりに北向きに建てられました。
元々山鉾巡行は、前祭(17日)と後祭(24日)の2回に分けて行っていたそうですが、
観光面から要請があり、17日だけの合同巡行となったんだそうです。
そこでルート変更があり、向きを変えたのが「黒主山」
ところが最近、合同だと32基の山鉾巡行は4時間半かかり、終盤になると観客も減る。
ならば、前後別々の元の形に戻そうという動きが活発に。
そしてこの「後祭復興」を後押しする形で、「黒主山」の向きも元の北向きになったというわけです。
前祭(17日)と後祭(24日)になれば、混雑も少しは緩和されるかも。
そのうえ25日は「天神祭(大阪)」
関西1泊2日で日本三大祭りを一気に楽しめてしまうぞー!
2011年7月17日 09:38 |
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